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2019.12.03
今月の妊活のツボは「太衝」(タイショウ)です。
※今日は東洋医学の専門用語があります。
読みにくく、わかりにくいかもしれませんが、頑張って読んでみてください!
身体には臓腑といわれる、今でいうところの内臓のようなものがあります。
五臓六腑という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが
「肝」「心」「脾」「肺」「腎」「胆」「小腸」「胃」「大腸」「膀胱」「三焦」の11つを指しています。
そのうちの1つ「肝」は代謝や筋肉、自律神経機能に関わる臓です。
着床の場所である子宮は筋肉の塊です。
このため、子宮は「肝」ととても深い関わりが深く
またストレスなどを感じる時にも、この「肝」が深くかかわっています。
そして臓腑ともう1つ大切な働きをしてくれているのが「経絡」です。
身体には「気」や「血」といったエネルギーや活力のもとになるものが流れる道のようなものです。
経絡は全身をめぐり、それぞれの場所や臓腑を栄養して生命の活動を支えています。
全身には主に14の流れがあります。
そのうちの1つである「肝経」という経絡は「肝」の臓にもっとも深い関わりがある経絡で
足の親指から脚の内側を通って、生殖器、下腹部、胃や肝といった消化器や代謝系の臓を通って喉までつながり
目を経由した後、次の経絡へと繋がります。
「肝」自体は子宮などの筋肉、ストレスと関係が深く
「肝経」自体は生殖器を流れる経絡です!
その「肝」や「肝経」の状態を改善するのにとてもよく使うツボがこの「太衝」です☆
「太衝」は「肝」や「肝経」の症状が出たときや状態が悪くなった時に、真っ先に治療のツボとして選択するツボです。
まさに妊活にもってこいのツボなんです!!
場所は足の甲の部分にあります。
足の親指の付け根の骨と人指し指の付け根の骨の間です。
親指と人指し指の間を、足首に向かって指でなぞりながらたどっていくと自然と指が止まるところがあります。
その場所が「太衝」です。
刺激は、お灸・指圧どちらでもOKです。
指圧をする場合には骨と骨の間にありますので、骨の間を前後に揺らしながら刺激すると刺激しやすくそして痛みを感じやすいです。
痛みが出やすい所ですので、「痛い」と思う場所がわかったら、ゆっくり押してもみほぐしましょう。
冷えが気になる方はお灸がよいと思います♬
このツボは足の甲の部分の血管がある場所です。
お灸をすることで、そこの部分の血流もよくなり冷え改善の効果も期待できます。
冷えの強い方は1回のお灸では熱さを感じにくいかもしれません。
その場合には2回・3回と続けてお灸をしましょう。
ただ、やりすぎると身体がだるくなったり、のぼせたような症状がでることがあります。
3回ほどで様子を見て次の日に改めて刺激するようにしてください。
毎日続けるとより効果的ですよ!